丹後人図鑑

Interviews

『 人が集って、化学反応が起こる場をつくりたい』

丹後暮らし探求舎 編集者

坂田 真慶 さんMasayoshi Sakata

Iターン 丹後人歴:2017年〜

東京都荒川区出身。
京都移住コンシェルジュの仕事がきっかけで丹後に縁ができIターン。
移住の仕事を中心にしながら、企業の人材採用・研修・アドバイス等も行なっています。飲み歩くのが好きなので、丹後の飲食店に行く場合は、一度声を掛けてみるのも良いかも!?

ローカルの仕事や暮らしに興味があった。

京丹後に移住した理由は、『人の縁』ですね。前職で京都府の移住の仕事を東京でしていて移住相談や交流会、企画などの仕事をしていました。
2016年1月にはじめて京丹後に来て、その後京都府の色々な場所に行ったのですが、京丹後が一番、直感で人の雰囲気が良く、森・里・海の食や自然環境などの資源が豊かだと感じたんです。

僕は東京の下町出身で人間関係が濃い場所で育ったのですが、東京での仕事はどうしてもプロジェクトベース・目的ベースで仕事を作っていかなければならず、人との関係性が作りづらい部分がありました。
もう少しゆっくり長い時間をかけて関係性から仕事を作っていくのも面白そうだなと思って、そうするには絶対にローカルの方が時間軸が長くやりやすいので、地域に来たという感じです。

仕事に完璧を求めないことで人間関係が豊かに。

いまは丹後の友人達と一緒に「丹後暮らし探求舎」という法人を立ち上げて、移住の仕事をしています。それ以外には「みねやま福祉会」という福祉企業の人材採用・育成の仕事を手伝ったり、「ツナグム(京都移住計画)」という会社の、都会と地域の人を繋げる仕事をしています。
色んな人間関係があるので仕事は楽しいのですが、飲み会も多いので、自分の身体が心配です。笑

丹後で仕事をしていて楽しさを感じるのは、コミュニケーションが上手くとれたり、少しでも分かり合えた時ですね。
今までは仕事に完璧を求めて、ある意味演じていたところがあったのですが、完璧を求めないことで人間関係が豊かになり、人に助けてもらうことの心地良さを学びました。

人が集って、化学反応が起こる場をつくりたい。

「丹後暮らし探求舎」は、峰山駅近くの元木材屋さんだった場所を借りて、移住相談窓口や、イベント兼コワーキングスペースの運営を行なっています。
相談窓口が、京丹後市の中心にあり、 UIターン者や地域の人、企業、行政、も訪ねて来てくれるので、、移住相談者の暮らしや仕事の興味・関心が、すぐにまちの人達と共有でき、コミュニケーションが取れるのが良いなぁ、と感じています。

これからは、イベント兼コワーキングスペースを活用して UIターン者や地域の人、企業、行政の「興味がある」「何かやりたい」を企画・プロジェクト・交流会を通じてつなぎながら、少しづつまちに化学反応が起こしていきたと思っています。

移住を考えている人へ。丹後での働き方。

もし京丹後への移住を考えている人がいたら、一緒に仕事がしたいです!笑
僕の希望でもあるのですが、例えば、地域のことをじっくりリサーチしたい人、文章で仕事をしたい人。自分なりのやりたいことを持っている人、などは、京丹後はうってつけだと思います!

また、暮らしていく中で、仕事の選択肢が多いことは重要だと思うのですが、そういった意味で、業務委託や正社員が選べ、関係性を築いていける企業があるのも京丹後の魅力です。

暮らすことが仕事になっていく、まち。

休日は、探求舎のすぐ側を流れている小西川沿いをサイクリングしたり、宇川温泉などの温泉に行きます。峰山町は街の中に小西川と田んぼがあって、その雰囲気がとても好きです。近所の人にお米をもらい、新鮮な野菜を配達してもらい、たまに山菜取りなんかもしています。また、そういうところで人と出会い、相談に乗り、結果的に仕事になっていく事もよくあります。

まだ、あまり言語化できてないのですが、そんな暮らすことが仕事になっていく、京丹後市は魅力的だなぁと思っているので、これから法人としてもそういった事業の動きを起こしていけるようにどんどん加速させていこうと思っています。

“とっておきの1枚”

「つながってなんぼ」丹後半島交流会

「DJイベントやろう!」と友人の関さんと企画し、峰山駅近くの元材木屋さん(現移住支援センター)倉庫を片付け、開催。結果30名の参加者と楽しい交流ができました。倉庫は、これからイベント&コワーキングスペースとして活用し、色んな人の「何かやってみたい」が生まれ、育まれる場にしていきたいと思っています。

撮影場所:丹後暮らし探求舎オフィス兼自宅(峰山町)